今年は桜花が長続きしている。
少々雨が降ったり風が強かったりしたが、気温が低く晴れた日が続いているせいか。
この時期の桜の存在感は、圧倒的なのだ。
電車に乗ってたら、ぱっと満開の桜が現れ、あらこんなところに桜が、なんて思っているうち通り過ぎ、枝を広げた白い形の見事さだけが余韻に残る。
夜帰宅して、街灯にぼうっと輝く桜並木は神秘的だし、はたまた桜吹雪に包まれ、自分まで風に舞うような異次元感覚も捨てがたい。
共通していえるのは、花咲くところ人あり、ということ。
ある人は携帯片手に、ある人はさざめきながら連れ立って歩いていく。ま、たまには酒瓶片手にろれつの廻らない連中もいるけれど、日本人って、本当に桜が好きなんだなあ。
皆幸せそうで、この時期は、人に優しい近しい気持ちになる。
今、都心の桜は散り始め。ひらひら舞い落ちる薄紅色の雨、確かにこんな心の琴線に触れる繊細な花は、他にないよね。
これは8分咲きのころの28日の桜。アップで撮るにはいちばんきれいな頃です 続きを読む