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第五尾根~第四尾根なのだ (北岳バットレス2/3)

8月山行 1日目
芦安の駐車場~広河原~二俣~(D沢C沢~第五尾根~第四尾根~)北岳山頂~北岳肩ノ小屋(泊)
のち

翌朝、起床朝5時。お握り片手にギアの整理。
先輩方のアルパインヌンチャクの製造過程にほほう、と感心。
アルパインを本格的に初めてまだ2ヶ月、覚えることはたくさんある。

さて、今年はマイカーの乗り入れが禁止されているので、芦安から広川原まではタクシーかバスに乗り換えねばならない。
6時のバスにて出発。時間のせいか、同乗者はハイカーばかり。

青空の中、登山開始。ううう荷物おも~。幕営道具やギア、ザイルは切り詰められないから仕方ない。
他の皆さんは共同装備もあったから、も少し重たかったはず。にも関わらず、前を行くMOT氏、速いです。
「俺歩くの嫌いなんだよ」とぼやいていたのは誰だっけか。
「俺勉強してないんだよ~」とかいいながら90点とるタイプですな。

一般登山者に比べ、明らかに荷物の多い我々。
それなのに「若い人はいいねえ」とかなんとか行く先々で道を譲られ、嬉しいような悲しいような。
いや~そんなに若くもないんですけど、とモゴモゴしながら、「いや~すいません」と前に進む。譲られたらそれに見合うスピードで歩かねば、と足が早まり、息あがる。見栄を張ると、疲れるものである。

そうこうしてC沢D沢沿いに岩場取り付きへ。
一同、これから登る下部岩壁を見渡しながら、ルートとトポを見比べる。
北岳バットレスはバンドを超えて各ルートに取り付くため、下部と上部とでいろいろな組み合わせができるのが楽しい。
本日我々のメインルートは第四尾根だが、下部のアプローチは、初参加の私がいるのと荷が重いということで左端の一番簡単な第五尾根に決定。

北岳バットレスの下部岩壁帯&お花畑
白や黄、青の高山植物の咲き乱れるメルヘンな光景、なのだが、その奥にど~んと岩稜がそびえる(下部岩稜帯)

第五尾根は、イトー氏と私、mot氏とコンドー氏と二組になって登る。登るというより歩く感じで全く問題なし。

しかし第五尾根から第四尾根への取り付きで悩む。
トポでは垂直の草つきを右にトラバースするはずなんだけど、どう見ても足場が悪い。しかも草が雨でしっとりしてるので、そのままつるっといってしまいそう。
と見てとったmot氏とコンドー氏は中央らへんを登っていったが、イトー氏は草つきを歩き始める。
ザイルパートナーに忠実に着いていく私。しかし我々はルートを間違え、苦戦するはめに。道は悪いうえ、降り出した小雨で濡れぼそり、ザックカバーは木に引っ掛けて落とし、ちょっと悲しいふーじんである。

苦心さんたん、先ほどの草付きのひとつ上のバンドにでた。
だがあんなに全身運動したのに1mぐらいしか登ってない。おまけにぐわ~ん、足元を見ると、直上ルートがあったではないか。
いらん大回りして、20分以上ロスしてまった。ま~たまにはこんなこともあるわな。

第四尾根は、難しいところも全くなく、ピッチ数も手ごろ。
岩も安定していて気持ちよく登れて実に楽しい~。
ただこの日は小雨が降ったりやんだりとあいにくの天気。霧も出て展望きかず、寒いし重いしで条件は良くなかったが、霧の合間からの景色、サイコー!
高度感あるマッチ箱からの懸垂やリッジ歩きは実に快感だった。

登りは先輩方三人がつるべで登って、ラストが私を引っ張る方法をとる。
ラストの私がギアを回収するが、初めてカムを触ったので抜き方わからずちょっとあせる。でもこれ、覚えると面白いし便利だな。

このメンバーとは初ザイルだったが、チーム違えばやり方や呼吸がちょっとずつ違い、細かいところでへえ~と思ったこと覚えたことも多かった。
初心者なもんで、覚えることいっぱいあって大変よ。
私は登りはそれなりにイケてるらしいのだが、どうも状況判断が悪いので(一度、合図を聞き違えてのこのこ登ってしまってえらい怒られた。当たり前だ)、もっと経験積まなきゃ。
リードしてこそのクライミングだから、がんばるど、オウ!

けなげにもそんな悩みは心に秘め、明るく振舞うわたし。
以下の会話からもその心配りが伺えよう。

<先輩と新人の会話1>
ふーじん:「落石って、なんでラック!っていうんでしょうね。登ってる外人にラック!って叫んだら、『グットラック!』って手を振り返してきたりして、ハハハ」
A氏「(真顔で)そんなの、ひねくれた奴のすることだよ」
ふーじん「…いや~冗談です」

<先輩と新人の会話2>
中央稜、最終ピッチの登攀前。
ふーじん:「ここなら、あとはもう楽勝ですねっ」
A氏:「でも注意してね。ここで落ちたら3000m下まで落ちちゃうよ」
私、一瞬沈黙。ううむ、冗談なんだろうか。
「ハハハ、下の町までノンストップでパラシュートみたいに行けちゃったらラクでいいですねえ」
A氏:「あ、3000m落ちたら海まで行っちゃうか」(←あくまで真顔)

ちなみにこのA氏はイトー氏のことである。う~ん、楽しすぎるぞイトーさん。

そんなこんなで楽しく語らいながら第四尾根をやっつける。
だが、ところどころ迷子になってたりしたので、少し時間が押した。
山頂につくころには日没間近、肩の小屋までヘッデン下山。
道も定かに見えない暗い山道を、重い荷物をしょって黙々と歩く。
やっと小屋に着いた我々に、素泊まり寝具つき3000円にしとくよ、という天使の囁きが。
テント係のぼやきは聞こえなかったふりして、その夜は小屋素泊まりと相成りました。

第四尾根を見上げる我々
これから取り付く第四尾根を見上げる

マッチ箱のコル

Iトー氏とmot氏

特徴的な三角錐をしたマッチ箱のコル

<続>


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ふーじん

  • Author:ふーじん
  • 外岩初RPは05年10月、最高RPグレードは12a、OSグレードは11b。
    季節ごとに岩場が変わるクライミングが季語がわり。沢も山も旅も良し。
    あ、マンホールに顔パネも好きです。
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