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中央稜どきどきクライム (北岳バットレス3/3)

8月山行 2日目
北岳肩ノ小屋~北岳山頂~(枯れ木テラス~中央稜取り付き~中央稜終了点)~北岳山頂~広河原~駐車場~東京(帰宅)

のち

翌朝、天気は回復。眩しい朝の光のなかに富士山がくっきり見える。
きれいだ。やっぱり日本一だけある。雲海の彼方にぽっかり浮かぶ周囲の山々も美しく、ああ~なんて幸せな光景だろう~(←雲海フェチ)。

雲海に浮かぶ富士山
と、山小屋のご主人がやってきて、「ほら、あそこ見てごらん」。
指差す方に小さな丸い虹が出て、中になにやら三角形のぎざぎざが見える。「この山が映ってるんだよ」。
おおっ、これがブロッケン現象か。初めてみたよ~。
皆を呼びにいってるうちに虹が薄くなってしまったが、ここでは結構見られるのだそう。
昨日はイワヒバリのヒナを見たし、初物尽くしに大喜びのふーじん。

イワヒバリのひな
取り付きすぐの岩の割れ目にいた、まだ毛もない愛いヤツら。お母さんが飛んでくると、目が見えないくせにぴいぴい騒ぎ出す。でもお母さん、そんなにパタパタ出入りしてると巣がもろバレなんですが…

軽く朝飯を済ませた我々は、テントサイトに移って余分な荷物を置き、軽荷になって7時半ごろ山頂に向かう。
3000m級だけあって、朝いち登山は息があがる。昨日は暗い中一同黙々と歩いた岩場だが、今日は晴れ渡る空の下、あっという間に山頂に着いた。

俺の空だ!
男mot、富士に向かい何を思う。こんど載る社内報のことか!?

山頂は登山者で大賑わい。景色も最高。いや~お天と様が出てるって幸せですね。今日も楽しい登りができそうな予感。
日本で二番目に高い地点からの景色をしばし堪能、そのあと登山道から離れて昨日の終了点まで戻る。今日は4級下の中央稜ノーマルルートを登る予定。

…しか~し、北岳頂上に突き上げるだけあって、横から眺める中央稜は威厳アリアリ。果たしてこんなところ登れるのだろうか、と一同唸っちゃう。それくらい凄く見えたんだってば~。
ちょっとアブミを置いてきたことを後悔したが、ま、なんとかなるだろう。うん。

ここから中央稜の取り付きまで懸垂下降できそうだったが、慎重を期して枯れ木テラスまで降りて、そこから3ピッチにわけて懸垂することにした。
岩が悪くてロープが左に振られたり、ハングって宙に浮きながらの懸垂となったが、連続懸垂はけっこう楽しい。
下降器はいつもはATCだが、今回おニューのルベルソを使ってみた。使い勝手は変わらないので違和感なかったが、やっぱり懸垂はエイト環が一番使いやすいなあ。慣れの問題かしら。

降り立ったCガリー下は、落石の巣でかなり荒れている。錆びたハーケンが落ちてたりするのも恐い。
中央稜の1ピッチ目、イトー氏リード。出だしで左に寄り過ぎてしまい、ちょっと苦戦。
ラストの私はオブザが効いてさくっと登れたが、出っ張ったバンドをトラバースするところでついヌンチャクをつかんでしまった。くそう。と思ったら、ここは全員A0したらしい(ほっ)。

下はこう

凹状を登る第二ピッチは、上からみるとこんな感じ。下を見ると恐いから、よいこは見てはいけません

一番緊張したのは3ピッチ目。
滑り台なみのテラスを右にトラバースするのだが、足は少ないし浮石あるし、高度感あってどきどきもの。落ちたら確実に振られるので、胃が締め付けられるような緊張である。
やっと渡りきると、4ピッチ目はのっけから大ハング(第二ハング)。
前のイトー氏の登りを観察してたのですんなり行けた。が、乗り越しが少し高度感あって恐かったかも。

この高度感、ぞくそくするけど最高だ。時間が経つにつれ霧が上がり、青空を隠しだしているけれど、霧が切れると、世界は私のもの!みたいな天上人気分になれる。
来た道も一望できる。C沢D沢、そして第四尾根よくみえる。マッチ箱の上の人も絵になってる。悪天の昨日は貸切状態だった第四尾根も、人気のルートだけあって、今日はコールがこだまして賑やかだ。

中央稜は5ピッチで終了。だが油断大敵、一番恐かったのはこの終了点後だったりして。
最終ピッチ、楽しい階段状の岩場をルンルン登ってきた私に、終了点で仁王立ちしていたmot氏曰く、「いや~石落としそうで登ってくるまで動けなかったよ」。
見れば岩と砂の斜面、一足踏み込んだだけで足元が崩れてくるのが恐しい。ロープ解除しちゃったから、コケたらヤバイ。3000m(?)落下はイヤじゃ~。
とフリーズした私の目に、終了点に使ったハイマツが目に入る。神様ありがと~。とハイマツ帯に突入し、腰ほどあるハイマツ漕ぎにはまる。
やっとのことでテラスにはいあがり、ハーネスぬいだらさすがにほっとした。

取り付きまではお花畑
高山植物が咲き乱れる取り付きへの道。一般登山者は立ち入らない、花々の天国だ

さて、この終了点から頂上へは、北岳の頂上のど真ん中に登場できる、岩ヤの特権ともいうべき「花道」がある。
お花畑の踏み跡を辿って20分くらいで、一般登山客で賑わう山頂に乱入。
「あっ、どこから来たんですかっ」「すげ~写真撮っていいですか」…というような体験談をHPで楽しく読んでいた私。
いざ自分の番、とわくわくしながらメットかぶって、「やっ、みなさんどーも、どーも」と手を振らんばかりに元気よく登場したが…ちょっと、誰もいないじゃん。え~カメラはヒーローインタビューは~。
下り坂の天候に登山客はそそくさと下山済み。ギャラリー不在の山頂で、寂しくお地蔵さまと見詰め合うふーじんでした。

結局、10時ちょっと前から登攀開始、14時前には登攀終了。
早く終わったので、本日中に下山することになった。

そして行く
本日の中央稜は、短いが第四尾根よりランクは上。逆層、凹角、階段状、ハングとなんでもありの楽しいルート。…らしいが、私には心臓に悪いルートであった

テントサイトで休憩のあと、14時半下山開始。17時過ぎまでに広河原につけばタクシーに間に合う、とのことで3時間以上かかる登山道を2時間で降りることに。一同猛ダッシュ。ま、待ってくれい。
私の足は速いほうだけど、今回靴擦れで少し出遅れてしまった。
クライミングシューズで足がむくんだか、アプローチシューズがキツくて、小指に豆はできるは、親指死ぬわ、荷物は重いわ。でもがんばったもんね。

にも関わらず降りたときはすでにタクシーの姿見えず。
が、mot氏の活躍のおかげで一台来てくれることになり、閉まってしまったゲートまで歩いて待ち合わせることになった。
が我々はゲートを見誤り、30分以上南アルプス林道をテクテク。真っ暗なトンネルで肝試しまでしちゃった<泣>。
終点まで3時間半歩きを覚悟したころ、やっとタクシーと行き会う。…マジ嬉しかったあ。

そして20時まで開いてる山渓園で温泉に入って生き返り、お肉を食べてエネルギーを補給。渋滞にもあわずに帰宅。あ~楽しかった。

本日快調!

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ふーじん

  • Author:ふーじん
  • 外岩初RPは05年10月、最高RPグレードは12a、OSグレードは11b。
    季節ごとに岩場が変わるクライミングが季語がわり。沢も山も旅も良し。
    あ、マンホールに顔パネも好きです。
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