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槍たい放題 降り放題 ( 正月槍登山 2/4)

1日目目・登山日 12月30日(金) 
新穂高温泉駐車場―槍平 避難小屋(泊)

忘れ物事件の余波で到着が遅れたせいか、目を覚ましたら7時過ぎ。
が~ん、山ヤ失格ですう。でも我々のお寝坊にも同情の余地あり!?
車窓、いつの間にか雪が積もっていて、「今何時?」って疑ってしまうぐらい、どんよりした暗さだったんですよ。
あ~雪だよ雪。昨日の星は一体なんだったんだ。数時間でこの変わりようとは、いくらなんでも山のお天気、変わりすぎじゃ~

車のなかでモグモグと朝食を食べて、さあ出発。
…の前に、荷物整理がてら、モッチ師匠によるふーじんお荷物チェックあり。
忘れ物の勝負パンツが、果たして青かどうかの取調べです。
じゃなくって。師匠の荷物量(師匠、45Lぐらいでしたかね?)に比べ、ふーじんのザックが60Lザックとデカかったので、怪しまれての荷物検査。
確かに、共同装備のテント等担当の師匠より、1kg程度の共同食料担当のふーじんの方が荷物でかいなんて不思議だ。

だからといって、「こら、修学旅行にドライヤーや漫画なんて駄目だ、没収!」
「え~、モッチ先生そんな~」、なんてことはありません。
だって、今回は軽量化を、ということで師匠に念を押されていたし、私も数回5000mの冬山登って、装備に関しては結構こなれているはずなのよ。
3泊4日冬山なら重さ的にはこんなもん(17.5Kg)ではないかなあ。ロープやギア類あるわけでないし。

さて、師匠のチェックの結果、晴れてシロ。
シュラフが薄いかわりカバーやエアマットを入れていたので、そのへんがかさばったか。でも単にパッキングが下手なのかも…
ま、OKが出たので荷物をパッキングし直して、改めて出発(8:30)!

雪は幸い、小康状態で止んでいる。風も下ではさほど感じられない。
道にはトレースがばっちりついていて、とても快適に歩ける。
結局、今日の行程、避難小屋まではラッセルに苦労することはなかった。ほっ。
さすが年末年始、バンザイ!と思ったのは、この日だけ。
さすが北ア、そこまで甘くなかった。翌日は…(涙)

踏み固められた雪道は、地形をカバーしてトレースがつけられているので、夏道よりもずっと楽。
始めは林道だし、そんなに標高差もないので、師匠と一緒にバンバン飛ばす。
何組ものパーティに道を譲っていただき、少しは寝坊のぶん取り戻せたかな。

なんて調子にのってると、落とし穴にはまるので注意。
雪道は歩幅で踏み固められてるだけなので、うっかりずれるとズボッとはまってバタつく羽目になる。
トレースはずれてホワイトトイレに行こうものなら、バランス崩して雪の中に埋もれそうになるし。
こんな風にトイレ遭難して、お尻ムキ出しで起き上がれなくなったらどうしよう…
エロ師匠を喜ばせるのはヒジョーに不本意なので、何とかカタつけて脱出じゃ~。

天気はあまりよくないが、霧煙った雪山もまたそれはそれで趣があって好き。
我々は右股谷を川沿いにひたすら登っていく。
林道沿いにある穂高平の小屋、お正月なので営業しているらしく、ひと気があったが、それを過ぎるとすっかり冬山の形相になり、ここから先は別世界、と気も引き締まってくる。
しんしんとした雪山独特の雰囲気に、黒くそびえる周りの山々。
ああ厳寒期の北アにいるんだな、と思う。槍、無事に登れるかな。登れるといいな。
途中、どよおん~とした向かいの山を、滝谷だと教えてもらう。いつか行きたいところです。

道中、登りなのでかなり汗をかく。オーバーウエアは脱いでしまっていたが、登るにつれ天気が悪くなり、風も強まり粉雪が吹き付けてきた。
寒くなってきたので再び着込む。やはりふだんより体温調整が難しい。

滝谷避難小屋はとっくに過ぎた。
標高もゆるくなり、開けた平原に来たな、と思ったら、目的地の槍平到着。
槍平避難小屋到着(13:00)。約3時間半で到着、夏道の標準タイムとほぼ同じくらいか。けっこう早かったね。
20060107025518.jpg

避難小屋の周りにはいくつかテントが張られていたが、小屋の中には2パーティぐらいしかいなかったので、テントは使わず小屋で楽チン幸せ生活を送ることにする。
(このあと、追い抜いたパーティや槍から戻ってきたパーティなど続々到着して、小屋はすぐに満杯。お天気は時間の経過と共に悪くなってきているし、早く着いてよかったね師匠。)

雪を集めたり、水つくったり、マット引いて居心地いい巣をつくったりしたあと、一息入れたら明日に備えて師匠と面談タイム。

ルートの選択肢としては、
①中崎尾根であがって途中尾根で1泊
②大喰岳西尾根、最低限の荷物で槍日帰りアタック

があるのだが、この天気で小屋で停滞していた登山者いわく、①の中崎尾根は今日人が入っていないandラッセル消えてるらしく、あとで小屋の皆さんと世間話していても、明日中崎尾根に入るパーティは1パーティのみだった。
そのパーティにしても迷っていて、とりあえず今日のうちに偵察を兼ねて尾根まで跡をつけてくる、といって2名ラッセルしに出掛けたぐらい。
②の西尾根は一番至近なので、頑張れば日帰りでいけそう。
積雪状況によっては雪崩の危険性もあるが、確実に今日も人が入っているし、明日も何パーティか入りそうな気配。

このお天気じゃ、ラッセル跡はどれぐらい期待していいかわからないけど、師匠、とりあえず明日の天気をみてみて、行けそうなら②、と決断されたご様子。
20060107025310.jpg

地図を眺めると標高差約1200m。このぐらいなら、沢登りで普通に1日で登っちゃう範囲だ。師匠曰く「美濃戸口から赤岳頂上まで行って往復するぐらい」だし、ラッセルあったとしても頑張れるだろう。だめならビバークだい。
そうと決まればあとは暇。ひたすらぐーぐー寝て、体力の温存を図るのでした。

しかし夕方の6時ごろだったか、どやどやと数人が小屋に帰ってきて、雪まみれの少し異様な雰囲気。
先住者の中に知り合いがいたようで、挨拶および登頂祝いなどをしていたが、そのうちビックリの事実が耳に飛び込んでくる。
「いや~雪崩にあって流されました」だって!
え~っ!!そりゃ大変じゃん。
小屋の中に一気に張り詰めた空気が漂い、一同聞き耳モード。

なんでも本日、西尾根経由で槍に登頂したが、この悪天候で下山ルートの尾根入り口を見失い、行き過ぎて沢を降りてしまい、そこで雪崩にあった、とのこと。
2回に渡り雪崩れ、100~200mくらい流されたらしい。
ただ深雪による表層雪崩だったので、軽く埋まる程度で済み、自力脱出してきたとのことだが、こんなに身近で雪崩が起こるなんて…
…雪山ってやっぱり恐ろしい。

ああ、我らの槍冬季登山、どうなりますことやら。
無事登頂してここに戻ってこれますように。アーメン

<続>

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…師匠すいません、まだ槍に登頂してなくて。
詳細は忘れてるので、師匠のブログが頼りです~

しかし、今頃よくブログ書けるね?
俺なんか詳細忘れてしまったよ!
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ふーじん

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  • 外岩初RPは05年10月、最高RPグレードは12a、OSグレードは11b。
    季節ごとに岩場が変わるクライミングが季語がわり。沢も山も旅も良し。
    あ、マンホールに顔パネも好きです。
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