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できぬほど岩に取られるバイルかな (1/2)

2月4日(土)ときどき
MIXクライミング 
小町の宿 (北ア・高瀬ダム) 
(M7/WI5)・和(かのう)(M10/WI5)

お初のMIXである。MIXは岩壁と氷の混合のクライミング。
ふーじん、昨年末にアイスデビューしたばかり。MIXなんて初体験だが、アイスクライミング界の流行と聞けば、ミーハーなわたしがときめかないわけがない。
ついでに告白すると、前に中岳にバリで登ったとき、岩壁にピッケル引っ掛けて登るのが楽しかったので、ひょっとしてアイスより向いてるかも♪と何か大きな誤解六階、我が家は二階の角部屋、あ~人間には知らないほうが幸せなことってあるのね。

さて、MIXの師匠は、えのきど”綾瀬はるかに萌え~”師匠。
この正月、カナダでMIXの武者修行してきて、パワーUPしているだけに頼もしい。
ただ最近脚を負傷中、弱体化しているこのときを狙って、ピヨピヨ会員はすり寄っていく。元気だと、恐ろしいところ連れていかれそうだからね。

とはいうものの、確か先週も、アイスでさんざお世話になったような。
これも弱小山岳会の悲しさ。え~毎度毎度お世話になりますちり紙交換です状態で、師匠も弟子も一人何役でがんばっているのだ。

2月3日(金)前夜発
さて、当日の待ち合わせは前日の23:30新宿。
がふーじん、最近ちと忙しく、当日もぎりぎりまで作業していててんやわんや。
横浜までベッスイ号を取りにいったえのきー師匠より遅れちゃうし、パッキングも大慌で小さな忘れ物多かったし、なにより風邪引きかけたか微熱あり、というわけで薬漬けで体調いまいち。大丈夫だろうか、今回。

ETC深夜割引で半分の値段になった高速を、べッスイは本日の目的地、北アの高瀬ダムに向かって走る。
本日は私もいつものお休み用後部座席でないので、目をこじ開けて助手席でお供。
気の毒にもえのき~、本日は替わりの運転手さんおらず。
私の運転免許証は、ひかえいひかえいこの金色が目に入らぬか!のゴールドカードなんですが、世の中の平和のため貢献しなければならないし。
それにしても本日は風が強いので、ボックスカーのベッスイ、橋の上でふわっと流されて少し怖い。頑張れベッスイ!

車は順調に高速を流れ、豊科ICから国道147へ。早朝3時30分ごろ葛温泉前到着。
車両の乗り入れはここまでなので、車道ゲート前の待避所に車を止め、仮眠。
さすがに極薄シュラフでは少し寒かったので、ストール巻きつけて寝る。
…最近、寒い思いばかりしているので足の冷え症が進み、なかなか温まらなくって、少し辛いな。

翌朝7時起床。車内でお湯を沸かして、簡単な朝食を食べて出発。
車道は時々道が凍っているので要注意。
本日の温度、朝8時くらいで-10度。美濃戸口とは標高500mくらい違うけど、それでもヤツよりしのぎやすい気がする。
(ちなみに翌日、ヤツは赤岳展望荘で-24度となっていた。これまでに見たうちでも一番低かったですね)。

単調な車道歩きを1時間くらいで、七倉ゲート(七倉温泉)に着く。
そこからスノーフェード(??)を幾つも越え、1時間ほど歩くと目的地だ。あ、左手に氷柱が見えているあそこだね。

アプローチは確か40分程度。降りやすそうなところを選んで、ざこざこ雪のなか車道から川へと降下。
ラッセルは膝ちょい上ぐらい。雪が締まり気味だったので、そんなに手こずらなくて済んだのは幸いだった。川も水量なかったし。
再び川岸を登り、滝のほうへ。

そしてここが昨年開拓されたという「小町の宿」だ。
ほほう~洞窟に見事な氷柱がかかっているわい。下部はシャンデリアのように氷の房がいっぱいついていて、引っ掛けの練習によさそう。
洞窟の染み出しから幾つものツララが垂れ下がっていたが、どれも透明度が高く、太さ20cmほどあるのに、きれいに奥が透けていて大変美しい。
右の方には、ぽとっぽとっと滴りおちる水滴が氷を削り、トロフィーみたいにくり貫かれてる氷柱も。
しかしこの洞窟、恐ろしいことに右下全部凍ってる…滝なんだから当たり前か。
洞窟というか滝壺か、とにかく穴状になっているので雪も積もらず、ガチガチに凍ったアイスバーンなのであった。きれい~なんで見とれて滑ったりしたら、こちらまで氷の住人になってしまう。
こんな超怖い取り付きなんてあるかい。

…しかし、この怖い取り付きで、怖いビレイをしなければならない定めのふーじんであった。
でも最も怖かったのは、そんな私にロープを託して登っていかねばならないえのき~だったかも。

というわけで、なかなかの面魂をみせる「旭(M7~)」ルートである。
1ピン目はいきなりルーフ。そのあとルーフをトラバースして2ピン目3ピン目と進んでいくので、かける前に落ちたらアイスバーンに叩きつけられてしまう。のでチータスティクとやらでプリクリをしておく。

1手クラックにがしっとバイルかませ、そのまま右伸ばして遠いフレーク状の2手目。その後たしかマッチしてから右上に引っ掛けていくのだが、このへん難しそう。
(って私なんかフレークも抜けれなかったし)

ビレイは氷にスクリュー打ってデイジーに体重掛けてたのだが、足元が氷なのでいまいちふんばりが利かず、ルーフから落ちて来られるとえらく恐ろしい。
左に逃げていたので、落下時の振られも怖く、登るほうもビレイするほうも恐ろしい出だしであった。
も1個左にもスクリュー打って、両方から支点つくってもよかったかも。

でもさすがにえのきー、1便目はそんなに時間かけず、さくさくっとこのへん通り過ぎていってくれた。
あとは背後でなにやら登っていたようだが、もう見えない&私は抜けられなかったので、あとは知らん。
なんでも洞窟から出て氷柱に乗り移るとき、狭~いところで体の向きを変えなきゃいけないのが大変だったみたい。
それでも無事氷に乗りつったらしく、コンコン音がしだして一安心。…でも時々危ないつららを落とす音が混じって、落ちる音にその都度びくっ。精神衛生に悪いこと、この上もなし。
えのきーもよれて登った回収便など、氷だか人間だかよ~わからんぐらいドスッと落ちていたもんね。ロープゆるめるんだが止めるんだか、さあどっち~って神経使う。

洞窟と氷、音が反響してコールもよく聞こえないし。
あげて張ってとかの区別も、最後の「…って」だけわかって肝心の語頭が不明瞭。
氷柱にロープが挟まってびくともしなくなったときも、叫んでもうまく伝わらず往生した。

こういうビレイってすごく難しい。ただでさえイケてないビレイが、動けない見えない聞こえない3重苦となり、ごめんねえのきー状態。
でもこれも経験。申し訳ないが実験台になってもらいましょ。
えのきーなら少々ビレイが頼りなくても、何とか登っちゃうしね~。

ビレイヤーはビレイヤーでどきどきしていたが、登ってる方もアイススクリュー足りなくなって冷や冷やしていたらしい。結構登り応えある、氷柱だったもんね。
最後10mランナウトだって。度胸ある~。無事完登おめでとうございます。

え?わたし?も~問題外。あんなハング、懸垂引き付け力全くナシの私が抜けられるわけない。1ピン目すらクリップできる体制になれなかった
えのきーは1手目から次、直に右フレークとって保持して3手目に入れるのだが、体を引き上げられない私は、1手目のクラックの上に更にあと一手こさえて少しづつ体あげとかないと、フレークに掛けられない。
しかし下部ハングなので左に振ると決め足がなく、右もいまいち足上げないと掛からないし…で、バタバタ網にかかった鳥のようにもがいて、力尽きて落下…というパターンに陥る。

しかもバイルが効きすぎて抜けなくなり、落下時そのまま岩に残置されてしまう。
うえ~ん私のバイル返して~。1本でソウルぐらい行けちゃうお値段なのよう。
凶器は残置するわ、何度も落ちるわ、ビレイヤー泣かせ。でもまっきじゃないけど、えのきーはビレーもうまいから、安心してトライできた。見習うべきフォローぶりでした。

しっかし、こんなに抜けられないなんてっ。
M7ってフリーのグレードに直すと11くらいと聞いていたが、くそう、ハングの11aならガバ持ってこい。したらフリーで登ってやる。(←って言って見ただけ)
MIX向いてるかも、なんて一時でも思った自分が哀しいが、本日の主役はえのき~だからいいんだい。

というわけで、お次は和M10/WI5。
こちらも出だしハングをトラバースしていく課題。なんだこりゃ、ルートがわからん。始めが遠い、とトポにあるが、2手目どれ??
さすがのえのきーも悩みどころ。おれこれ試していたようだが、手ごたえ掴んだのは試しすぎてよれた後。この時点で4時を回っていたので、次回の宿題に。

休憩のあと旭の回収に入る。その前私はしつこく登ってみたが、ない能力は出せず。登れず落ちてきて、くるくる回るだけなので断念。あと回収よろしくよ。

ってことでえのき2便目回収便。どうやらえのきーも人の子だったようで、ハードルートの連続にさすがによれて、1便目ほどはスムーズにはいかない。
2手目フレーク状をとった次の手が決まらず、振るうバイルで岩場に火花が散る(←ライターの原理)。
氷柱では氷も人もどすどす落ちる気配がしてどきどきだし、コール聞こえないし、ロープは凍って出にくくなるし、日が傾いてきて一気に寒くなってくるし、ふーじん史上いちばんむずかったビレイであった。でもいい勉強になったわ。

そんなこんなで5時過ぎ頃、本日のレッスン終了。いやいやお疲れ様。
暗くなりつつあるなか、あわてて荷物回収。ヘッデン用意して来た道を車道に戻る。
さあアイゼン片付けて駐車場へ帰るわよ…って、あ~アイゼンが片方ないっ!。 
またかい。八ヶ岳でも平爪アイゼンがねじが緩んで崩壊したが、縦爪ちゃんまで裏切るなんて…
もともと右アイゼンと靴との相性がよくなくて、この靴ではかかり浅いかな、も少しフロントの金具を曲げてみるかと思っていたが、外れるほど靴と合ってなかったとは…

「途中で外れたのわからなかったの?」とえのきーにあきれられ、
「ほらっ、ラッセルしてるときは足が重くなるからわからないんだョ」と一生懸命いってみる私。
ないと明日困るので、原因究明は後にして、ご苦労にもふーじんヘッデンつけて岩場にUターン。

ブツは岩場手前で発見。道を間違え、5mぐらい迷って向き変えたときに取れたらしい。
他の場所なら、後ろからくるえのきーに拾ってもらえたのに、不幸な事故でした

車道に再び着いたときには当然真っ暗。お待たせでした。
そこからテクテク、駐車場まで歩く。
道中えのき蜃気楼事件などもありながら、駐車場に戻ってきたときにはもう7時45分。も~このへんでお風呂は入れない。

松本まで出てスーパー銭湯にいって、カキフライのおいしいお店で晩御飯食べて、明日の予定地のヤツまで移動。
(途中、凍った道でベッスイ、くるんと回ってみせるおまけ付き)
それでは美濃戸口の駐車場にて、お休みなさい~。

<続>

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や、先週は木曜からスキー♪だったのでな。
そのかわりスキーUPしときましたっ。
MIXの続きはまた今度…zzzz

今まで読んだ中で一番緊迫感が伝わってきた文章かな!
その気持ち分かる分かる!!
ビレーヤー側からの目線っていうのもなかなか。
さすが、本職は違うねぇ。

世界最高のアックスと靴を手に入れたんだから、残りのシーズン頑張れよ!

それにしても まだ <続> かいっ!!

いえ、間違いでは・・・子供の頃にママがよくそうよんでいたもので。
あのこ、とまってるときにお菓子かなんかつまみ食いしてるでしょ?!ぽりぽり音がする。(笑)
さみしいね、いなくなると・・・

>愛読者さま、続きを読むには購読料が必要になります。
平日クライミングで済むよう、筆者に掛け合っておきましょう。

>みふちゃん
あれ、違った? でもベッスイ、って呼ぶと、ブルルルとかシュュウウウとか返事するよ。
こんなに懐いてる子と、あと2月でおさらばなんて…

・・・だから・・・ベッスイじゃないんだってば!!!

途中で止めるなぁ~~っ!(笑)

まてねー
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  • 外岩初RPは05年10月、最高RPグレードは12a、OSグレードは11b。
    季節ごとに岩場が変わるクライミングが季語がわり。沢も山も旅も良し。
    あ、マンホールに顔パネも好きです。
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